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八雲 | 2018/05/27 20:33:58 | ||||||
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佐藤天彦名人に羽生善治竜王が挑戦する第76期名人戦七番勝負は両雄譲らず、2勝2敗の互角の星で第5局を迎えました。注目の対局は5月29日・30日(火・水)にかけて、愛知県名古屋市「亀岳林 万松寺」で行われます。先手番は羽生竜王です。対局は9時開始。18時30分を回ると、次の一手が封じられて指し掛けとなり、翌日9時から指し継ぎます。持ち時間は各9時間で、両日とも12時30分〜13時30分まで昼食休憩、2日目のみ18時〜18時30分まで夕休憩が入ります。対局者のおやつは両日とも15時前後を予定しています。 第5局の立会人は青野照市九段、朝日新聞副立会人は杉本昌隆七段、毎日新聞副立会人は田村康介七段、記録係は宮田大暉三段(杉本昌隆七段門下)が務めます。新聞観戦記は朝日新聞が船江恒平六段、毎日新聞が甘竹潤二さんです。 【関連リンク】 〈主催〉 ■朝日新聞社 http://www.asahi.com/shougi/ ■毎日新聞社 https://mainichi.jp/meijinsen/ 〈協賛〉 ■大和証券グループ http://www.daiwa-grp.jp/ 〈協力・対局場〉 ■亀岳林 万松寺 http://www.banshoji.or.jp/ 【第5局のスケジュール】 ■5月28日(月) 16時〜17時20分 万松寺見学と対局室検分 18時 前夜祭開始 ■5月29日(火) 9時 対局開始 12時30分〜13時30分 昼食休憩 15時頃 おやつ 18時半以降 封じ手〜指し掛け ■5月30日(水) 9時前後 封じ手開封〜対局再開 12時30分〜13時30分 昼食休憩 15時頃 おやつ 18時〜18時30分 夕休憩 中継は棋譜・コメント入力を潤、応援掲示板を八雲が担当いたします。 どうぞよろしくお願いいたします。 | |||||||
八雲@名古屋 | 2018/05/28 20:07:45 | ||||||
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八雲@名古屋 | 2018/05/28 20:45:13 | ||||||
前夜祭の様子(1) 【両対局者入場】
【歓迎のあいさつ】
「万松寺は織田信彦が建て、信長、秀吉、加藤清正も出入りしていたとされています。そして名人という名は信長が最初に発したと言い伝えられています。大須の街は将棋に非常にゆかりがあり、また、いまは愛知に藤井聡太七段がいまして、ここ大須だけでなく名古屋を代表して手を挙げさせていただきました。今回は商店街の中にあるお寺での対局ということで、きっと両対局者も初めてのことではないかと思います」 【主催者あいさつ】
「仕事柄、前夜祭へ出席させていただくことは多いのですが、今回のような人口密度のすごい前夜祭は初めてで、改めて今回の名人戦の関心ぶりを感じています。佐藤天彦名人は名人を2連覇中で3連覇を目指し、また羽生善治竜王は国民栄誉賞を受賞されたばかりで、おふたりの対戦にワクワクしております。今回は白龍館創設1年目ということですが、素敵な対局場を提供していただけたことに、主催者として感謝を述べるとともに、厚く御礼申し上げます」
「ものすごいたくさんの人にきていただきまして、ありがとうございます。佐藤天彦名人、羽生善治竜王、すごい人気ですね。ここまで2勝2敗でまさに万松寺が天下分け目の地となります。また、藤井聡太七段という愛知県が生んだヒーローがいまして、現在、名古屋は将棋熱が日本一です。そして大須は将棋に燃えております」
「私自身も棋士としてやってきて、これほどまでにすごい前夜祭というのをいままで見たこと、聞いたことがありません。本当に感謝申し上げます。日本将棋連盟のモバイル中継は、1年前のいまごろは加入者が約1万2千人でした。それが皆様もご存知の愛知のスーパースターが現れまして、直後に2万人となりました。そして、今回のA級順位戦においては6者プレーオフという前代未聞の展開となり、この名人戦が終了する時点では恐らく3万人ほどが見込まれます。1万人が3万人になったということは、将棋ファンも3倍になったということではないかと思うところでして、これにおごらず、今後も将棋の普及に一層努めてまいりたいと思います」 【協賛社あいさつ】
「前回は5年前に名古屋城で開かれ、今回はお寺ということで、戦いの場は移ります。私共も栄にあった名古屋支店と駅前の名古屋駅前店が5月に統合しまして、新たな名古屋支店として戦いの場を移して出発することになりました。空前の将棋ブームでして、今回の対局で名古屋市をはじめ日本全体の経済を盛り上げていただいて、さらに株価まで盛り上げていただければと、欲張りな思いを持つばかりであります」 (書き起こし=潤) | |||||||
八雲@名古屋 | 2018/05/28 20:46:19 | ||||||
前夜祭の様子(2) 【乾杯】
「ここまで先手番がずっと勝っているんですね。次はどちらが先手なんですか」(と両対局者に問い掛ける) 「私です」(羽生竜王) 「あ、そうなんですね。まあ、私はどちらが勝つのか知らないのですが(笑)、両対局者には対局と名古屋を大いに盛り上げていただければと思います」
【会場の様子】
(書き起こし=潤) | |||||||
八雲@名古屋 | 2018/05/28 20:51:03 | ||||||
前夜祭の様子(3) 【花束贈呈】
【記念品贈呈】
【対局者決意表明】
「本日は第76期名人戦第5局の前夜祭にお越しいただきましてありがとうございます。今期の名人戦も4月に開幕してまもなく2ヵ月になりますが、桜の咲く季節から梅雨の季節へと移り変わり、長丁場の戦いであることを実感しています。明日から第5局ということでして、ここ万松寺は商店街の中にある非常に活気のある街という印象なのですが、今回はそれにもかかわらず商店街を通じてBGMを控えていただけるということで、ご配慮をいただき大変ありがたく思う次第であります。その熱意に応えるべく、力を出しきって悔いの残らない戦いになるように頑張ります」
「今日は前夜祭にこれほどの方に足をお運びいただきありがとうございます。某超有名棋士の影響もあるかと思いますけれども(笑)。でもそれ以前から愛知は将棋熱が高かった印象があります。私は1月に名古屋に来ていまして、そのときは朝日さんの棋戦で某超有名棋士との対戦しまして(笑)。そのときはこのあたりに万松寺があると教えられましたが、どう見ても商店街ばかりでお寺がある雰囲気をつかめなかったのですが、今日来てみて本当に商店街の中にあって驚きました。今シリーズも第5局ということで、勝敗はいろいろながら、僕自身ではいい将棋が指せているのではないかと思っています。これだけ多くの皆さんに集まっていただけていますし、2日間いい将棋を指せるように頑張っていきたいと思います」 (書き起こし=潤) |